強制終了 【force quit】

概要

強制終了(force quit)とは、オペレーティングシステム(OS)が実行中のプログラムを強制的に終了すること。また、OS自体を強制的にコンピュータ再起動したり電源を切ること。

利用者の指示によりわれる場合は、ソフトウェアが過剰な負荷や実装上の不具合などにより操作に応答しなくなった場合などにわれ、その時点でストレージなどに保存されていない作成・編集途上のデータなどは失われる。

また、コンピュータメインメモリ容量の空きが枯渇してしまったり、不正な動作を実行しようとした場合などに、利用者の指示によらずOSセキュリティソフトなどが自動的にアプリケーションを強制終了する場合もある。その場合は操作画面にOSからメッセージが表示されることが多い。

OSの強制終了

OSの強制終了はOS自体が操作を受け付けなくなった場合などにわれ、キーボードの特定の複数のキーの同時押し(パソコンの場合)や、筐体側面のボタンの長押しや複数同時押し(スマートフォンなどの場合)といった特殊な操作によって指示することが多い。

再起動や電源断はリセットスイッチ電源スイッチの直接操作などでも実行できるが、ディスクアクセス中などに物理的に電源を操作すると内部のデータが破損したりする場合があるため、まずはキー操作などによる強制終了を優先すべきとされる。

(2022.6.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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