ハングアップ 【hang-up】

概要

ハングアップ(hang-up)とは、動作中のコンピュータソフトウェアが異常により機能を停止し、利用者の操作を受け付けなくなったり外部からの通信に応答しなくなること。

表示状態などがある時点で固まったままオペレーティングシステムOS)が一切の操作を受け付けなくなり、電源スイッチリセットスイッチなどの操作でコンピュータを物理的に起動し直すしかなくなった状態を指すことが多い。特定のアプリケーションソフトが停止することを指す場合もある。

ハングアップの原因は様々だが、現代のコンピュータでは個別のアプリケーションが異常をきたしてもOSを操作して他のアプリケーションに切り替えたり強制終了することができるため、ハードウェアOSのレベルで欠陥や故障、動作不良が起きていることが考えられる。

同義語・類義語との違い

フリーズ」(freeze凍る)、「ストール」(stall固まる)などはほぼ同義語であり明確な意味上の違いはないが、これらは完全な停止状態に加えて、一時的な停止状態や処理に長い時間がかかっている状態を指すこともある。

クラッシュ」(crash)「異常終了」なども動作を停止するという意味では同じだが、これらはソフトウェアが突如終了してOSの操作画面に戻ることや、コンピュータ電源が突然切れたり再起動するなど、異常によって強制的に終了することを表し、「使っていた状態のまま操作を受け付けなくなる」ハングアップとは区別されることが多い。

(2024.1.31更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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