ロケール 【locale】 ロカール
ソフトウェアの中には、実行されるコンピュータが設置された場所の国・地域や、利用者の話す言語によって、メニューやメッセージなどに表示する言語などを切り替えることができるものがあり、初回起動時やメニューの設定項目で指定することができる。
言語(英語、日本語など)を指定する場合と、国・地域(米国、日本など)を指定する場合があり、後者の場合は言語だけでなくそのシステムが必要とする様々な表記法や単位の標準設定をその国・地域で使われているものに変更する。例えば、標準時(タイムゾーン)や日付表記、通貨単位、度量衡単位、数値表記(区切り桁数や小数点等)などである。
システムの設定ファイルやマークアップ言語、プログラミング言語のコード中などでロケールを記述する場合には、アルファベット2文字の国コード(ISO 3166)と言語コード(ISO 639)を用いて指定することがある。例えば、日本国は「jp」、日本語は「ja」、イギリスは「gb」、アメリカは「us」、英語は「en」である。
「ja-jp」のように両者を連ねて記述する方法もあり、「en-us」と「en-gb」では英語表記が共通でも他の設定項目の一部が異なり、「de-ch」(ドイツ語-スイス)と「fr-ch」(フランス語-スイス)はどちらもスイスの諸制度に則った設定となるが表記の言語は異なる。
(2018.11.26更新)