読み方 : スリムラインサタ
Slimline SATA【スリムラインSATA】
概要

SATAはSSDやハードディスク、光学ドライブなどをコンピュータに接続するための規格で、SATA 1.0では150MB/s、最新のSATA3では600MB/sのデータ転送が可能である。デスクトップパソコンや小型サーバを中心に広く普及している。標準コネクタは薄型ノートパソコンには物理的に収まりにくいため、小型機器向けのコネクタ仕様としてSlimline SATAが追加された。
標準のSATAではデータ用7ピンと電源用15ピンが別々のコネクタとして横並びになっているのに対し、Slimline SATAではこれらを一体化した細長いコネクタにまとめている。電源ピンは15ピンから6ピンへと削減されており、コネクタ全体で13ピン構成となっている。データ転送の方式や速度は標準SATAと同じであるため、ホスト側のコントローラは通常のSATAポートとして扱える。
電源端子を簡略化できる理由は、ノートパソコン用の光学ドライブ装置は消費電力が小さいことにある。標準SATAの電源端子は様々な機器に対応できるよう12V、5V、3.3Vの三種類の電圧に対応しているが、Slimline SATAは5Vのみを供給する設計に絞られている。光学ドライブは5Vのみで動作するため、端子を削減しても動作上の問題は生じない。
主な用途はノートパソコンや小型の一体型パソコンに内蔵されるDVDドライブやBlu-rayドライブの接続で、薄型光学ドライブの標準的な接続方式として広く普及した。なお、同じノートパソコンの内蔵ストレージ装置でも、2.5インチハードディスクやSSDは12V駆動の製品が多いため、フルサイズのSATAコネクタや、M.2、NVMeなど他の接続方式を用いるのが一般的になっている。
(2026.4.22更新)