デュプリケート 【duplicate】
概要
デュプリケート(duplicate)とは、複製(する)、写し(を取る)、控え(を取る)、複写(する)、二重(の/にする)、写本、二倍にする、二つ折り(にする)、対の、重複の、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、データの複製を取ることや、複製されたデータを指すことが多い。外来語として「デュプリケート」とカナ書きする場合は「複製」の意味で用いられることがほとんどで、ハードディスクやSSD、光学ディスク(CD/DVD/BD)など、一つの装置や記録メディア(ディスク)に書き込まれているデータを丸ごと別の装置や媒体にコピーして複製を作成することなどを指す。データのバックアップや、配布・販売用メディアの作成などの際に行われる。
一方、英語の “duplicate” には「重複する」という意味もあるため、データやファイル、アドレスなどの(不要な、意図しない)重複のことを指す場合もある。IT分野では「重複」と日本語で表記するのが一般的で、「デュプリケート」を重複の意味で使うことは稀である。記憶装置内の同じデータの重複を排除して容量を節約する手法を “deduplication” というが、日本では一般的に「重複排除」と呼ぶ。
(2020.6.23更新)