デュプリケート 【duplicate】

概要

デュプリケート(duplicate)とは、複製(する)、写し(を取る)、控え(を取る)、複写(する)、二重(の/にする)、写本、二倍にする、二つ折り(にする)、対の、重複の、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、データの複製を取ることや、複製されたデータを指すことが多い。

外来語として「デュプリケート」とカナ書きする場合は「複製」の意味で用いられることがほとんどで、ハードディスクSSD光学ディスクCD/DVD/BD)など、一つの装置や記録メディアディスク)に書き込まれているデータを丸ごと別の装置や媒体にコピーして複製を作成することなどを指す。データバックアップや、配布・販売用メディアの作成などの際にわれる。

一方、英語の “duplicate” には「重複する」という意味もあるため、データファイルアドレスなどの(不要な、意図しない)重複のことを指す場合もある。IT分野では「重複」と日本語で表記するのが一般的で、「デュプリケート」を重複の意味で使うことは稀である。記憶装置内の同じデータの重複を排除して容量を節約する手法を “deduplication” というが、日本では一般的に「重複排除」と呼ぶ。

(2020.6.23更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる