アドレス空間 【address space】

概要

アドレス空間(address space)とは、一定の形式の連続した識別番号(アドレス)によって構成される範囲。記憶装置の領域を指し示す番地の範囲やネットワーク上の機器を識別する番号の範囲などが該当する。

メモリアドレス空間

コンピュータメインメモリ管理において、有効なメモリアドレスの範囲、および、そのようなアドレスによって識別されるメモリ領域の総体のことをアドレス空間という。

メモリ装置内の物理的な位置を直接表すアドレス空間のことを物理アドレス空間、オペレーティングシステムOS)が各プログラムに割り当てる、利用可能なメモリ領域のアドレス空間のことを仮想アドレス空間という。

IPアドレス空間

インターネットなどのIPネットワークで機器の識別に用いられるIPアドレスにおいて、連続したアドレスの範囲のことをアドレス空間という。

32ビットIPアドレス空間全体の中には、プライベートIPアドレス用に予約された領域など、特殊なアドレス空間がいくつか定義されている。他の一般のアドレス空間は接続された各組織に割り当てられてインターネットを構成している。

(2020.4.10更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる