ホットスワップ 【hot swapping】 活線挿抜 / 活性交換 / active replacement / ホットプラグ

概要

ホットスワップ(hot swapping)とは、機器の電源が入り稼動状態のまま、部品やケーブルなどを装着、交換、抜去すること。また、そのような仕組みやコネクタなどの構造のこと。

ホットスワップに対応していない機器や部品では、一旦機器の電源を落としてから部品の着脱を行わなければならないが、ホットスワップ対応の場合は機器を稼働させたまま部品の取り付けや取り外しを行うことができる。取り付けた部品は自動的に認識され、すぐに制御可能になる。

コンピュータの場合、本体やコネクタなどのハードウェアがホットスワップに対応し、かつ、ファームウェア(BIOS/UEFI)やオペレーティングシステム(OS)、制御用のソフトウェア(デバイスドライバなど)もホットスワップを前提とした設計や仕様になっている必要がある。

もともと、連続稼働や高い耐障害性が求められる企業向け情報システムの分野で、稼動状態のまま部品を交換したり、ケーブルを繋ぎ替えたり、故障した部品を取り外したりする必要から生まれた技術だが、近年はパソコンに周辺機器を接続する標準的な通信インターフェース(USB、IEEE 1394、SATA、PCI Expressなど)でもホットスワップ対応が当たり前となっている。

(2023.9.10更新)

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 平27秋 問50