ゲストアカウント 【guest account】 ゲストユーザー / guest user

概要

ゲストアカウント(guest account)とは、オペレーティングシステム(OS)などの利用者アカウント(利用権)の種類の一つで、正式な利用者登録(アカウント取得)をしていない一時的な利用者のためのもの。

OSや一部のアプリケーションソフトは、特定の利用者にのみ操作・使用を許可したり、利用者ごとに設定を保存したりするため、利用者の登録と識別を必要とする。登録利用者の識別・認証情報と権限や資格、設定情報などを紐付けたデータセットユーザーアカウントという。

通常、アカウントは個々の利用者ごとに管理者の許可を得て登録するが、コンピュータを貸し出す場合など、一時的に使用する必要がある人にその場限りの利用権限を与えて使用を許可したい場合がある。

そのような場合に使用されるのがゲストアカウントで、一般利用者がえる操作などは許可される一方、システムの設定の変更やソフトウェアの導入・削除、重要なファイルフォルダへのアクセスなど、コンピュータの動作に影響を与える操作は制限されていることが多い。

ゲストアカウントのアカウント名や権限などはソフトウェアの種類や設定によって異なるが、「Guest」などの名前が用いられることが多い。誰でも使えるようあえてパスワードを設定せずに運用することもあるが、セキュリティ上は好ましくないとされる。

(2020.1.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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