タスク【task】
概要

ビジネスにおけるタスクは、プロジェクトや業務プロセスを細分化した最小単位であり、担当者や期限が設定されることが多い。大きな業務目標は複数のタスクに分解され、それぞれが実行されることで全体が進行する。近年ではタスク管理ツールを用いて作業をカード状に視覚化し、チーム内で共有・管理する手法も用いられる。
コンピュータ分野では、メインメモリ上に展開され実行状態にあるプログラムをタスクと呼ぶ用法が広く知られており、この意味では「プロセス」(process)とほぼ同義である。複数のプロセスを並行して実行できるOSの仕組みは「マルチタスク」と呼ばれ、同時には一つしか実行できない方式は「シングルタスク」と呼ばれる。スマートフォン用も含め、現代の主要なオペレーティングシステム(OS)はほぼすべてマルチタスクに対応している。
一方、一つのプログラムの内部で並行する複数の処理の流れを同時に実行する場合、その個々の連続した命令の流れをタスクと呼ぶこともある。この場合は「スレッド」(thread)に近い概念である。プロセスが独立したメモリ空間を持つ実行単位であるのに対し、スレッドは同じプロセス内でメモリ空間を共有しながら動作する。
Windowsの「タスクスケジューラ」のように、特定の目的のためにあらかじめ登録され、順番に実行されるプログラムやコマンドの集合をタスクと呼ぶ用法もある。この種の処理のまとまりはUNIX系OSやメインフレームの分野では「ジョブ」(job)と呼ばれることが多い。「タスクマネージャ」や「タスクバー」といったWindowsの機能名にも「タスク」の語が用いられているが、これらは実行中のプロセス全般を指す用法に基づいている。
(2026.6.19更新)