タスク 【task】

概要

タスク(task)とは、仕事、課業、職務、任務などの意味を持つ英単語。ビジネス用語として業務を構成する個々の作業や工程などを表すほか、コンピュータの分野ではソフトウェアの実行単位のことをタスクということがある。

ソフトウェアについてタスクという場合、分野や製品などによっていくつかの用法があり統一された厳格な定義などはない。よく知られる用法としては、メインメモリ上に展開され実行状態にあるプログラムのことを指すもので、「プロセス」(process)とほぼ同義である。

複数のプロセスを同時並行に実行できるOSの機能や構造を「マルチタスク」(multitasking)、そのような機能がなく同時に一つのプロセスしか実行できないことを「シングルタスク」(single-tasking)という。

また、一つのプログラムが並行する複数の処理の流れを同時に実行する場合に、その一つ一つの連続した命令の流れのことをタスクということがあり、こちらは「スレッド」(thread)とほぼ同義となる。

Windowsタスクスケジューラのように、ある目的のために順番に連続して実行されるひとまとまりのプログラムコマンドの集合のことをタスクということがあるが、これはWindows以外では一般に「ジョブ」(job)と呼ばれることが多い。

(2018.10.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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