読み方 : かそうか
仮想化【virtualization】バーチャライゼーション
概要

例えば、一つのCPUをハードウェア的な仮想化技術によって論理的に二つに分割することで、そのコンピュータ上で動作するOSやアプリケーションソフト、コンピュータを操作する利用者からは、あたかも二つのCPUが並列に動作しているように見える。また、複数台のストレージ装置をまとめて論理的に統合することで、利用者側からは大容量の大きな装置が一台存在するように扱うことができる。
CPU仮想化、ストレージ仮想化など、仮想化の対象によって様々な「○○仮想化」が存在するが、何らかの特定の資源についての仮想化を「リソース仮想化」、コンピュータ全体の仮想化(一台を複数台に見せかける)を「プラットフォーム仮想化」(サーバコンピュータの場合は「サーバ仮想化」)という。
単に仮想化といった場合はプラットフォーム仮想化を指すことが多い。「ハイパーバイザ型仮想化」「コンテナ型仮想化」「ホスト型仮想化」などいくつかの実装方式があり、性能や動作するOSの種類などに違いがある。近年ではシステム基盤としてクラウドサービスとコンテナ型仮想化を組み合わせる方式が広く普及している。
(2018.9.28更新)
仮想化の用語一覧
他の用語辞典による「仮想化」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「仮想化」
- 総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト 用語集「仮想化」
- imidas 時事用語事典「仮想化」
- 大塚商会 IT用語辞典「仮想化」
- 日経 xTECH Networkキーワード「仮想化」
- 日経 xTECH ITレポート(キーワード3分間講座)「仮想化」
- 日経 xTECH IT基本用語辞典「仮想化」
- 日経 xTECH NE用語「仮想化」
- ITmedia エンタープライズ 情報システム用語事典「仮想化」
- IDCフロンティア クラウド・データセンター用語集「仮想化」
資格試験などの「仮想化」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平30春 問62】 1台のコンピュータを論理的に分割し、それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ、あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術として、最も適切なものはどれか。