ブロックストレージ 【block storage】
記憶領域全体を決まった大きさのブロックに分割し、利用側は指定した位置のブロックを読み書きすることでデータの保存を行う。大きなデータのまとまりを保存する場合は複数のブロックにまたがって書き込む。
利用者やアプリケーションソフトがブロックストレージ自体に直にデータを読み書きすることは稀で、オペレーティングシステム(OS)などによってファイルシステムが構築され、ファイルやディレクトリを単位にデータを管理するのが一般的である。その際、ブロックの存在はファイルシステムによって隠蔽される。
SANやクラウドストレージなどの中にはストレージシステムを利用側に対してブロックストレージとして提供するものがあり、OS側で自由にファイルシステムを作成して利用することができる。コンピュータに内蔵されたハードディスクやSSD、メモリーカードなどのストレージ装置も、内部的にはセクタなどの固定長の記録単位でデータの出し入れを行う一種のブロックストレージとなっている。
(2021.11.11更新)