ブロックストレージ 【block storage】

概要

ブロックストレージ(block storage)とは、記憶装置(ストレージ)の管理・利用方式の一つで、データ固定長ブロック(block)と呼ばれる単位で読み書きする方式。

記憶領域全体を決まった大きさのブロックに分割し、利用側は指定した位置のブロックを読み書きすることでデータの保存をう。大きなデータのまとまりを保存する場合は複数のブロックにまたがって書き込む。

利用者アプリケーションソフトがブロックストレージ自体に直にデータを読み書きすることは稀で、オペレーティングシステムOS)などによってファイルシステム構築され、ファイルディレクトリを単位にデータを管理するのが一般的である。その際、ブロックの存在はファイルシステムによって隠蔽される。

SANクラウドストレージなどの中にはストレージシステムを利用側に対してブロックストレージとして提供するものがあり、OS側で自由にファイルシステムを作成して利用することができる。コンピュータに内蔵されたハードディスクSSDメモリーカードなどのストレージ装置も、内部的にはセクタなどの固定長の記録単位でデータの出し入れをう一種のブロックストレージとなっている。

(2021.11.11更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる