読み方 : エムサタ
mSATA【Mini SATA】ミニSATA
概要

SATA規格は、コンピュータに内蔵するSSDやハードディスク、光学ドライブなどを接続するためのインターフェース規格である。転送速度は世代によって異なり、SATA 1.0の150MB/sからSATA 3.0の600MB/sまで対応する。デスクトップパソコンやサーバをはじめとする様々な機種でストレージ接続の標準仕様として普及している。
mSATAはSATAの信号方式や転送速度をそのまま引き継いだ派生仕様である。通常のSATAと同等の速度で通信でき、対応するSSDは一般的なSATA接続のSSDと同様に利用できる。接続にケーブルを必要とせず、筐体内部の限られたスペースに実装できるため、薄型・軽量化が求められるノートパソコンや小型デスクトップパソコン、組み込み機器などで採用された。
mSATAのコネクタ端子形状はMini PCI Express(PCI Express Mini Card)と共通である。ただし、電気的仕様や信号方式が異なるため、外見が同一であっても相互に接続できるとは限らない。機器側のスロットがmSATAとMini PCI Expressのいずれかのみに対応しているか、あるいは両対応かを、仕様書やマニュアルで確認する必要がある。
その後、SATAに加えてPCI ExpressやNVMeにも対応し、カードサイズの種類も豊富なM.2規格が登場した。小型ストレージ接続の主流は現在M.2に移っており、新規設計の機器でmSATAが採用されるケースはほとんどない。mSATAは旧世代ノートパソコンの換装・増設用パーツや、特定の産業用機器向けのストレージとして流通している。
(2026.6.14更新)