CMT 【Cassette Magnetic Tape】

概要

CMT(Cassette Magnetic Tape)とは、オーディオ機器で音声の記録・再生に使うカセットテープを、コンピュータ外部記憶装置記憶媒体(メディア)に転用したもの。

1980年代前半、初期のパソコン(当時はマイコンと呼ばれていた)の外部記憶装置としてよく利用されていた。アナログモデムなどと同じ原理で、コンピュータの持つデジタルデータを音声信号に変換して記録する。オーディオ機器には使えないデータ記録専用の高密度テープなども存在した。

Cartridge Magnetic Tape (CGMT)

IBM社メインフレームなどで補助記憶装置記憶媒体メディア)として利用されていた磁気テープの規格。Cassette Magnetic Tapeと混同するのを避けたい場合はCGMTと呼ぶこともある。

幅4インチ×高さ5インチ×厚さ1インチのプラスチック製のケースに0.5インチ幅の磁気テープを巻いたリールを1本収めた形状になっている。IBM 3480シリーズなどで用いられた磁気テープメディアで、それまで主流だったオープンリール方式と異なりテープが箱型のカートリッジに収納されており、駆動装置内で機械式の機構によりカートリッジを自動交換できるようになった。

(2018.8.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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