矢印キー 【arrow keys】 カーソルキー / cursor keys / 方向キー / アローキー

概要

矢印キー(arrow keys)とは、キーボードキーの種類の一つで、キーの上面に上下左右それぞれの向き矢印「↑」「↓」「←」「→」が刻印された4つのキーカーソルなどの現在位置の移動などに用いられる。

制御キーの一種で、矢印文字を入力するためではなく、画面上のカーソルや選択項目、範囲などを上下左右に移動させるために用いられる。ソフトウェアによっては、文字入力中にShiftキーと合わせて押すと文字列の選択や解除ができたり、Ctrlキーと合わせて押すと単語や文節単位で移動できる場合もある。

109キーボードなどフルサイズのキー配列ではメイン領域とテンキーの間の下部に4つまとめた配置される。上段中央に↑、下段に←↓→という「凸」型の配置が一般的だが、機種によっては上下と左右の両方とも対称となるよう十字形や菱形に並べる場合もある。

テンキーのある機種では、NumLock解除状態の「2」が「↓」、「8」が「↑」、「4」が「←」、「6」が「→」に割り当てられていることもある。ノートパソコンなど省スペース型の配置では、右シフト下などメイン領域の右下の端に横並び(←↑↓→)に配置されていることもある。

Macなどでは「↑」と「↓」が一段の半分の高さで上下に重ねて置かれ、上下と左右が対称になるよう配慮されている。Fnキーなどと同時押しで、「↑」をPageUpキー、「↓」をPageDownキー、「←」をHomeキー、「→」をEndキーに変更できる機種もある。

一般的なシステムでは「←」を押すとキーコード37番(16進数25)が、「↑」で38番(同26)が、「→」で39番(同27)が、「↓」で40番(同28)がそれぞれコンピュータ本体に送信される。これはASCIIではそれぞれ「%」「&」「'」「(」に対応するが、これらの文字入力はそれぞれShiftキーと「5」「6」「7」「8」を同時に押す操作が対応しているため、キーコードとしては矢印キーの押下として処理される。

(2021.10.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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