読み方 : よみとりけんげん

読み取り権限【read permission】読み込み権限

概要

読み取り権限とは、オペレーティングシステム(OS)がファイルディレクトリフォルダ)に設定するアクセス権の一つで、対象の内容を読み込むことができる権限。書き込み権限や実行権限と並ぶ基本的なアクセス権であり、LinuxなどのUNIX系OSパーミッションでは記号「r」または数値「4」で表される。
読み取り権限のイメージ画像

OSはファイルシステム上の各ファイルディレクトリに対して、ユーザーアカウントまたはユーザーグループごとにアクセス権を設定する。読み取り権限が付与された利用者は、ファイルの内容を画面に表示したり、アプリケーションからデータを読み込んで処理したりすることができる。

ディレクトリに対する読み取り権限は、内部に含まれるファイルサブディレクトリの一覧を取得できることを意味する。ただしUNIX系OSでは、ディレクトリへの移動や内部ファイルへのアクセスには実行権限も必要であり、読み取り権限のみでは操作が制限される場合がある。

読み取り権限が与えられていない場合、内容を確認すること自体ができないため、書き込みや実行といった他の権限も合わせて付与しないことが多い。情報セキュリティの観点では、最小権限の原則に基づき、業務上必要な範囲にのみ読み取り権限を限定する運用が求められる。権限を過剰に付与すると情報漏洩や不正利用のリスクが高まるため、定期的な監査や設定レビューの対象となる。

LinuxをはじめとするUNIX系OSでは「パーミッション」(permission)の仕組みにより、「所有者」「グループ」「その他の利用者」という三区分でアクセス権を制御する。Windowsではアクセス制御リストACL)によって利用者やグループごとにより詳細な設定が可能である。クラウドストレージやネットワークファイルシステムの環境でも同様の仕組みが取り入れられている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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