読み取り権限 【read permission】 読み込み権限

概要

読み取り権限(read permission)とは、ファイルディレクトリ(フォルダ)に対するアクセス権限の種類の一つで、内容を読み込むことができる権限。

オペレーティングシステムOS)がファイルシステム上のファイルディレクトリに設定するアクセス権の類型の一つで、ファイルの内容を表示したり、プログラムで内容を読み込んで処理することができる権限を指す。ディレクトリの場合は内部のファイルサブディレクトリ情報を読み取る権限を指す。

一般的なOSセキュリティ機構では、各ファイルディレクトリに対して、各ユーザーアカウントやユーザーグループごとに読み取り権限を付与あるいは剥奪することができる。LinuxなどのUNIX系OSで用いられる「パーミッション」(permission)では、記号「r」あるいは数値「4」で表される。

最も基本的なアクセス権であり、読み取り権限が与えられていない場合は他の権限も与えないことがほとんどである。基本的なアクセス権限としては他に、内容の書き換えができる「書き込み権限」、プログラムとして実行することができる「実行権限」などがある。

(2024.2.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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