IPL 【Initial Program Loader】 イニシャルプログラムローダ
概要
IPL(Initial Program Loader)とは、コンピュータを起動した時に最初期にメインメモリ(RAM)に読み込まれて実行されるプログラム。BIOSなどに記録されたものを指す場合とストレージに記録されたものを指す場合がある。起動時にCPUが一番最初に読み込んで実行するのは、マザーボード上に設けられたROM(読み出し専用メモリ)などに記録されたプログラムで、オペレーティングシステム(OS)などが記録された起動デバイス(ハードディスクなど)の先頭部分(MBR:Master Boot Record)に記録されたプログラムを読み込んで実行する。これを指してIPLということがある。
一方、このMBRに記録されたプログラムのことをIPLと呼ぶこともある。これは一般には「ブートローダ」(boot loader)と呼ばれることが多く、複数のOSが起動可能な場合にどれを起動するか利用者に選択させたり、指定されたOSの初期化プログラムを読み込んで実行したりする。
(2023.11.8更新)