外付けハードディスク 【external hard drive】 ポータブルハードディスク / portable hard drive
概要
外付けハードディスク(external hard drive)とは、コンピュータ本体の外に置き、ケーブルで接続するタイプのハードディスク装置。内蔵ハードディスクの容量が足りないときに増設するために用いられることが多い。パソコンやデジタルビデオレコーダーなどの外部記憶装置(ストレージ)として用いられ、本体の外部接続端子とケーブルで繋いでデータの送受信を行う。接続方式には内蔵型と同じSATA方式のeSATA(external SATA)や、IEEE 1394(i.LINK/FireWire)、USBなどが使われる。近年ではUSB 3.0が5Gbpsと高速化したためUSB接続型が増えている。
内蔵ストレージの容量が不足する場合に追加で用いられるほか、内蔵型のバックアップ、着脱が容易なため大容量データのコンピュータ間の移動などにも用いられる。筐体内に複数の内蔵型ドライブを装着し、ドライブ間でデータの複製や分散を行うRAID機能を内蔵した業務用の製品もある。
一方、イーサネット(Ethernet)LANなどのコンピュータネットワークに直に接続し、ネットワーク上の他のコンピュータからデータの読み書きを受け付けるファイルサーバの機能を内蔵した製品はNAS(Network Attached Storage)あるいはネットワークストレージと呼ばれ区別される。
(2019.1.5更新)