BIOSセットアップ 【BIOS setup】
概要
BIOSセットアップ(BIOS setup)とは、コンピュータの起動時に特定のキーを押し続けるなどの操作を行うことにより呼び出すことができる設定画面。また、その画面によって行うBIOSの設定変更などの操作のこと。表示・変更できる主な項目には、CPUの動作クロック(倍率)、RAM(メインメモリ)の動作設定、各種チップの供給電圧、拡張バスや外部入出力インターフェースの動作モードやパラメータ、電源制御や省電力設定、日付・時刻、ストレージ(外部記憶装置)のオペレーティングシステム(OS)の起動順などがある。
設定値は内蔵されたフラッシュメモリなどの専用の記録媒体に永続的に記録され、以降のコンピュータの動作に反映される。セットアップ画面を終了すると自動的にコンピュータを再起動し、新たな設定値が適用されて通常のOS起動へ移行する。
各種の設定値は工場出荷時に調整済みであるため、一般的な利用の範囲ではBIOSセットアップ画面で変更する必要はない。何らかのトラブルが生じたときや、出荷時の想定と異なる使用環境になった場合(複数のOSを導入する等)、CPUのオーバークロックなど上級者が独自の設定値で利用したい場合などに用いられる。
(2022.7.14更新)