デフォルト値 【default value】 既定値 / デフォルト設定 / default settings

概要

デフォルト値(default value)とは、機器やシステムソフトウェアに最初から組み込まれた設定値。開発・製造時に設定され、使用開始時に用いられる。

機器やソフトウェアの多くは使用を開始する前に利用者が利用方法や使用環境に合わせて様々な設定値を指定する必要がある。利用者への提供時点で既にセットされており、利用者が何も指定・変更しなければそのまま使われる設定値をデフォルト値という。

デフォルト値には典型的、一般的な利用環境を想定して無難なが選択される。利用者は最低限の準備作業でシステムを使い始めることができ、細かい項目や滅多に使わない項目、技術的に高度で理解が難しい項目などは必要性が生じるまで操作しなくて良くなる。

また、コンピュータプログラムデータベースの操作などでも、「の不存在」を回避するため、初期状態や何も指定や入力がないときに自動的にセットされるのことをデフォルト値という。

(2022.1.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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