読み方 : デフォルトち
デフォルト値【default value】既定値
別名 :デフォルト設定/default settings
概要
デフォルト値とは、機器やソフトウェア、システムにあらかじめ組み込まれた設定値のこと。開発・製造時に設定され、使用開始時に用いられる。利用者が値を指定・変更しなかった場合に自動的に適用される。

機器やソフトウェアの多くは、利用開始前に利用者が用途や環境に合わせて様々な設定を行う必要がある。デフォルト値はその各項目にあらかじめセットされており、利用者が変更しなければそのまま使われる。例えば、文書作成ソフトを新規に起動した際のフォントの種類や文字サイズ、用紙サイズ、行間などがこれにあたる。
デフォルト値には、典型的・一般的な利用環境を想定した無難な値が選ばれる。利用者は最低限の準備でシステムを使い始めることができ、滅多に使わない項目や技術的に難解な項目は、必要が生じるまで設定しなくて済む。
コンピュータプログラムやデータベースでも、デフォルト値は広く用いられる。プログラミングでは、関数やメソッドの引数にデフォルト値を設定しておくことができる言語がある。呼び出し時にその引数を省略すると、定義されたデフォルト値が自動的に適用される。記述の簡略化に加え、「値の不在」による動作不良を防ぐ目的もある。データベースでは列にデフォルト値を設定することで、レコード登録時に値が入力されなかった場合でも自動的に所定の値を格納できる。
デフォルト値の内容は開発者や運用者が決定するため、製品やサービスによって異なる。同じ機能であっても異なる値が既定として採用されることがあり、利用者の意図した動作と一致しない場合もある。業務システムやサーバの運用では、導入後にデフォルト値を確認し、必要に応じて変更して使うことが一般的である。
(2026.6.2更新)