アンマウント 【unmount】 ディスマウント / dismount / デマウント / demount
概要
アンマウント(unmount)とは、コンピュータに接続された装置(や、装置に挿入された記憶媒体など)をオペレーティングシステム(OS)の管理下から切り離し、取り外し可能な状態にすること。マウント解除。コンピュータ本体に接続した機器をソフトウェアに認識させ、操作・利用可能にすることを「マウント」(mount)というが、アンマウントとはこれとは逆の操作で、接続状態を終了し、物理的に装置を取り外してもよい状態にする。
アンマウント操作を行うとソフトウェアから装置は見えなくなり、繋がっていないのと同じ状態になる。再び使用したい場合にはソフトウェアに対する操作のみで認識させることは原則としてできず、一旦コネクタを外して挿入しなおすといった物理的な操作が必要となる。
ハードディスクやSSD、USBメモリ、メモリカードなど書込み可能な記憶装置では、アンマウント操作を経ずにいきなり端子や記録メディアを外すと、記録状態の整合性が破壊されたり、媒体が破損したりする恐れがある。確実にOSなどからアンマウント操作を実行してから取り外しを行う必要がある。
ちなみに、 “mount” という単語には「上がる」「登る」「取り付ける」など一般的な動詞としての意味もあるが、その対義語として用いられるのは “dismount” (降りる、外す)、あるいは “demount” (取り外す)で、“unmount” は上記のコンピュータの専門用語の意味しかない。
(2024.3.4更新)