ドライブベイ 【drive bay】
概要
ドライブベイ(drive bay)とは、ストレージ装置など内蔵型の周辺機器を取り付けるためにコンピュータ筐体内設けられた専用の空間のこと。固定用の平台や仕切板、金具、ネジ穴などが用意されており、ハードディスクやSSD、光学ドライブなどを挿入して使用する。デスクトップ型やタワー型のコンピュータ筐体(ケース)の前部などにあるスペースで、光学ドライブ向けの5インチベイ(幅約12.7cm)、ハードディスク向けの3.5インチベイ(幅約8.9cm)、SSD向けの2.5インチベイ(幅約6.4cm)などの種類がある。大きいベイには固定具(マウンタ)を介して小さな装置を取り付けることもできる。
タワー型の筐体では前面上部に縦に並べて用意されることが多く、筐体サイズによって2~8基程度が用意される。薄型や省スペース型、ノート型の機種では、あらかじめ内蔵された装置のためのスペースだけが用意され、購入後に後付けできるベイは省略されていることが多い。
最上段の一基または数基は前面を覆うパネルが着脱式になっており、装置の前部を露出させることができる「オープンベイ」となっている。ここはフロントローディング方式の光学ドライブを設置するためのベイで、トレイを前部に引き出してディスクの出し入れができる。残りは前面に開口部のない内蔵装置用の「シャドウベイ」である。
(2022.5.6更新)