エンタイトルメント【entitlement】エンタイトル/entitle

概要

エンタイトルメントとは、制度や契約などに基づいて利用者に与えられる権限や受給資格のこと。IT分野では、情報システムの登録利用者やグループが特定のデータに触れたりシステム上で操作を行ったりする権限、またはその付与操作を指すことが多い。契約や取引に基づいて顧客に与えられる権利(映像作品の視聴権やサポートを受ける権利など)を指す場合もある。
エンタイトルメントのイメージ画像

セキュリティ分野では、認証(authentication)をパスした利用者に権限を付与する認可(authorization)の過程において、「閲覧」「編集」「削除」といった個別の権限のことをエンタイトルメントという。この権限に基づいて、どの利用者にどの操作が許可されるかが制御される。

ソフトウェアのライセンス管理では、利用者が購入したライセンスによって許諾された機能や内容などがエンタイトルメントにあたる。契約プランの違いによって利用できる機能の範囲が異なるクラウドサービスや、加入プランによって視聴可能な作品が変わる動画配信サービスなども、この仕組みで制御されている。

また、企業などが方針に基づいて各利用者に対し権限の付与や制限、抹消などを行うことを「エンタイトルメント管理」という。過剰な権限の付与は内部不正サイバー攻撃による被害を拡大させる要因となるため、業務に必要な最小限の権限のみを割り当てる原則が徹底される。外部からアクセス可能なクラウド環境では特に重要となる。

(2026.5.18更新)

他の辞典等による「エンタイトルメント」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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