WWPN 【World Wide Port Name】
概要
WWPN(World Wide Port Name)とは、Fibre ChannelやSAS(Serial Attached SCSI)、iSCSIなどで、ホストやスイッチ側の機器を構成する一つ一つのポートに割り当てられる固有の識別番号。形式はSCSI機器などに割り当てられるWWN(World Wide Name)と同じ。Fibre ChannelなどのSCSIから発展したストレージ接続規格では、機器ごとに製造時に固有のWWNという一意の識別番号を記録し、通信時に装置の識別に用いる。イーサネット(Ethernet)などにおけるMACアドレスのような役割を果たす。
WWPNはホストバスアダプタ(HBA)やFCスイッチなどでケーブルを差し込むポートごとに割り当てられたWWNである。ストレージ装置と同じように、各ポートも固有の識別番号で区別され、通信先の指定などに用いられる。ストレージ側と同じように製造時にメーカーによって装置ごとに固有の値が記録されている。
(2023.12.20更新)