アップタイム 【uptime】

概要

アップタイム(uptime)とは、最後にシステムが起動してからの経過時間。連続稼働時間。システムが停止あるいは再起動するとリセットされる。

通常はオペレーティングシステムOS)が起動してから現在までに経過した時間のことを指す。OSの終了や再起動、機能停止・異常終了(クラッシュ)などによってカウントはゼロに戻る。スタンバイなどで一時停止する場合はカウントが凍結される。UNIX系OSでは uptime コマンドで、Windowsではタスクマネージャーや systeminfo コマンドで確認できる。

一方、常に連続して稼働することが期待されるサーバなどのシステムでは、停止して稼働していない時間のことを「ダウンタイム」(downtime)という。再起動OSアップデート電源を落としての装置の入れ替えやメンテナンスシステム障害による稼働停止などで生じる。

アップタイムに「連続稼働時間」「稼働時間」「起動時間」などの訳語が当てられることがあるが、「起動時間」に関しては電源を投入してから操作を受け付けるようになるまでの待ち時間の意味で用いられることもある(英語の uptime にはそのような語義はない)ため文脈に注意が必要である。

(2020.11.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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