ディスクアレイ 【disk array】 ストレージアレイ / storage array

概要

ディスクアレイ(disk array)とは、複数のハードディスクを束ねて一台の大容量のディスクのように利用する技術や機器。「ストレージアレイ」はSSDなどハードディスク以外の外部記憶装置を含む、より一般的な呼称。

複数の装置を一つの筐体に収納し、専用のソフトウェアコントローラICなどで一括して制御する。コンピュータ本体などストレージを利用する側の機器に対して、全体を一つの大きなストレージであるかのように見せることができる。

データの記録や管理の方式として「RAID」(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)が用いられることが多く、同じデータを複数の装置に複製したり誤り訂正符号を生成・記録するなどして耐障害性を高めたり、複数の装置にデータ分散して並列に読み書きすることで性能を向上させることができる。

文脈により、「ディスクアレイ」という用語はRAIDの同義語のように扱われることも多いが、単に複数のディスクの記憶領域を前後に連結しただけの「JBOD」(Just a Bunch Of Disks)のように、RAID以外の方法でディスクアレイを管理することもあるため、厳密には異なる意味となる。

(2023.1.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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