テープライブラリ 【tape library】

概要

テープライブラリ(tape library)とは、大型のコンピュータシステムで用いられる記憶装置の一つで、カートリッジ式磁気テープの読み書き装置(テープドライブ)と、自動で必要なテープの出し入れができる保管庫が一体化したもの。

保管庫に大量の磁気テープカートリッジを収めることができ、管理者や利用者からの指示に従って必要なテープを保管庫から探し出してドライブ装置にセットしたり、不要なテープを保管庫の所定の位置に戻したりといった作業を自動的になうことができる。巨大なシステムでは数千から数万にも及ぶ大量のテープを管理できるものもある。

主に官公庁や学術機関、大企業などで大容量のデータバックアップしたり、参照頻度の低い大量の記録を長期保管しなければならない場合に用いられるもので、装置そのものは巨大で高価だが、ハードディスクなど他の装置に比べると記憶容量あたりの単価や転送量あたりの消費電力などは少ない。

(2022.8.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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