リモートホスト【remote host】リモホ
概要

リモートホストはどちらの立場から見るかによって指す対象が変わる。例えば、クライアントサーバ型システムでは、クライアントから見ればサーバがリモートホストであり、サーバから見ればクライアントがリモートホストとなる。同じ機器であっても、視点の置き方次第でローカルホストにもリモートホストにもなり得る。
遠隔地にある機器を操作したり利用したりするリモートアクセスの分野でもリモートホストという語はよく使われる。例えば、SSHやリモートデスクトップなどを利用して別のコンピュータへ接続する場合、接続先の機器がリモートホストにあたる。ただし、物理的な距離の遠近は本質的な条件ではなく、同じ建物内や同一ネットワーク内の機器であっても、自機から見た通信相手であればリモートホストと呼ばれる。
WebサーバのREMOTE_HOST環境変数
Web開発の分野では、接続してきたクライアント側の機器を固定的にリモートホストと呼ぶ慣行がある。CGIなどの実行環境では接続元のホスト名を環境変数「REMOTE_HOST」に格納する仕組みがあり、この名称が定着した経緯がある。本来の用法では双方向に用いられる語であるため、クライアント側に限定したこの使い方を誤用とする見解もある。
なお、名前解決の負荷などの理由から実際にはREMOTE_HOSTが利用されないことも多く、接続元IPアドレスを格納する「REMOTE_ADDR」が参照されることが一般的である。こうしたWeb関連技術での慣用から転じて、自分のコンピュータがインターネット接続に使用しているグローバルIPアドレスを「リモートホスト」と呼ぶ用法も一部に見られ、俗に「リモホ」と略されることがある。
(2026.6.12更新)