SYNパケット 【synchronize packet】 SYN packet / TCP SYN

概要

SYNパケット(synchronize packet)とは、TCPで接続を確立する際にクライアントからサーバに送られるパケットTCPヘッダの制御フラグでSYNフィールド(SYNフラグ)が1にセットされたパケットのこと。

インターネットなどのIPネットワーク上ではトランスポート層プロトコルとして信頼性の高いTCPTransmission Control Protocol)が非常によく用いられる。SYNパケットはクライアントからサーバへ接続を開始したいときに最初に送るパケットである。

TCPではまず、クライアントサーバにSYNパケットを送り、サーバが接続を受け入れる場合はクライアントにSYNフラグACKフラグの両方が1にセットされたSYN/ACKパケットを応答する。

最後にクライアントサーバACKフラグを立てたACKパケットを送ることで接続の確立が完了する。このように三段階の手順を経て接続する方式を「スリーウェイハンドシェイク」(3-way handshaking)という。

(2019.6.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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