SOCKS 【SOCKS5】
企業などの内部ネットワークとインターネットなどの境界にコンピュータや通信機器を設置し、直接インターネットに接続できない内部のコンピュータに代わって、「代理」としてインターネットとの接続を行うシステムを構築することができる。
SOCKSサーバ(sockd)は内部ネットワークのクライアントと外部のサーバの間でTCPあるいはUDP(SOCKSv5のみ)による通信を中継する。TCP/UDPを利用して通信する上位層のプロトコルに制限はなくHTTPプロキシより汎用的に利用できるが、アプリケーション側がSOCKSによる通信に対応している必要がある。
許可された利用者しか通信できないよう利用者の認証を行ったり、使用できるプロトコルを制限したり、SOCKSサーバ間を接続して多段階の中継を行うこともできる。接続を中継する方向も選択でき、一種のファイアウォールとして使用したり、外部から許可された利用者のみ内部のサーバと通信できるリモートアクセスに応用することもできる。
(2020.5.16更新)