SOCKS 【SOCKS5】

概要

SOCKS(SOCKS5)とは、ネットワーク境界の機器が内外の通信を中継するためのプロトコル(通信規約)の一つ。SOCKS v5はIETFによってRFC 1928として標準化されている。

企業などの内部ネットワークインターネットなどの境界にコンピュータ通信機器を設置し、直接インターネットに接続できない内部のコンピュータに代わって、「代理」としてインターネットとの接続をシステム構築することができる。

SOCKSサーバ(sockd)は内部ネットワーククライアントと外部のサーバの間でTCPあるいはUDP(SOCKSv5のみ)による通信を中継する。TCP/UDPを利用して通信する上位層のプロトコルに制限はなくHTTPプロキシより汎用的に利用できるが、アプリケーション側がSOCKSによる通信に対応している必要がある。

許可された利用者しか通信できないよう利用者認証ったり、使用できるプロトコルを制限したり、SOCKSサーバ間を接続して多段階の中継をうこともできる。接続を中継する方向も選択でき、一種のファイアウォールとして使用したり、外部から許可された利用者のみ内部のサーバ通信できるリモートアクセスに応用することもできる。

(2020.5.16更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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