TOSフィールド 【Type Of Service】 DSフィールド / Differentiated Services field
概要
TOSフィールド(Type Of Service)とは、IPv4データグラムのヘッダを構成するフィールドの一つで、転送の優先順位などを示すもの。先頭から9~16ビット目の8ビット(1バイト)を使用する。当初は先頭3ビットで転送の優先度(IP precedence)を8段階で示し、続く3ビットが通信の種類、最後の2ビットは未使用とされた(RFC 791)が、後半5ビットのうち4ビットを用いて遅延、スループット、信頼性、コストの中から最も重視する項目を示す方式に改められた(RFC 1349)。
RFC 2474でTOSフィールドはDiffServに用いるためのDSフィールドに改名され、先頭6ビットを用いて64段階の優先度を指定する方式になった。この6ビットのことをDSCP(Differetiated Services Code Point)という。
(2019.6.22更新)