SDP 【Session Description Protocol】
概要
SDP(Session Description Protocol)とは、音声や映像などのメディアデータのストリーミング送信を開始する際に、通信に必要なパラメータを伝達するためのデータ形式の一つ。IETFによってRFC 4566として標準化されている。IP電話(VoIP)やビデオ会議などのシステムでSIP(Session Initiation Protocol)などと併用される。これらのシステムで利用者が通信(セッション)を確立する際、セッションに参加するのに必要な制御情報を記述、伝送するのに用いられる。
セッションの名称や説明、所有者や問い合わせ先、開始・終了時刻、接続方法、帯域情報、メディア情報などである。メディア情報は、メディアの種類(音声のみ、ビデオと音声など)、音声や動画の圧縮符号化形式、伝送方式(プロトコルやポート番号)などからなる。
設定項目は一行に一項目「項目名=設定内容」という形式で記述していく。項目名は「e」が電子メールアドレス、「v」がプロトコルバージョンなど、アルファベット小文字の一文字で表し、「e=JohnDoe@example.com」「v=0」のように表記する。
(2021.9.29更新)