Locationヘッダ 【Location:】
概要
Locationヘッダ(Location:)とは、HTTPヘッダのフィールド(項目)の一つで、サーバからクライアントにリダイレクト(転送)先のURLを知らせるもの。HTTPレスポンスヘッダに用いられる。「Location: URL」という書式で、「Location: https://example.jp/index.html」のように指定する。同じサーバ内のリダイレクトの場合は「Location: /index.html」のようにパス表記(絶対パス)で指定することもあるが、HTTPの仕様上はURLのみが有効とされる。
HTTPでは、サイトが移転するなどしてファイル名やサーバ名が変更になった場合、移転先の場所を知らせてそちらにアクセスするようクライアントを誘導する「HTTPリダイレクト」という仕組みがある。Locationヘッダはその際に移転先を知らせるヘッダ項目である。「201 Created」では作成した資源を案内するページのURLが記載される。
クライアントはLocationヘッダの内容を見て、指示されたURLへ改めてHTTPリクエストを送り、応答を表示する。リダイレクト先には原則として同じHTTPメソッド(GETならGET、POSTならPOST)でアクセスするが、「201 Created」や「303 See Other」はリクエスト先とは異なるページを見るよう指示する応答であるため、GETメソッドでアクセスする必要がある。
(2024.8.24更新)