ソースポート 【source port】 送信元ポート
IP上でのデータ伝送は一般的にTCP(高信頼性)あるいはUDP(高効率)で行われるが、いずれも「ポート番号」(port number)と呼ばれる識別番号によって通信の種類や処理すべきプログラムの指定などを行う。
ポート番号は送信元と宛先の両方について指定するようになっており、パケット(TCPではセグメント、UDPではデータグラム)のヘッダには送信元ポートと宛先ポート(デスティネーションポート)を記載する領域が用意されている。
例えば、HTTPでWebクライアントとWebサーバが通信する場合、デフォルトではWebサーバ側はTCPの80番ポートを、クライアント側は用途の決まっていないエフェメラルポートから空いているものを適当に一つ選んで使用する。クライアントからサーバへのパケットにはポートが「送信元49152番、宛先80番」などと記載され、サーバからクライアントへはこれとは逆に「送信元80番、宛先49152番」となる。
(2021.5.19更新)