読み方 : アールティーピー
RTP【Real-time Transport Protocol】
概要

分割された連続的なデータの送信・受信についてのみ定めたシンプルなプロトコルで、伝送制御のためのプロトコルと組み合わせて様々な用途やデータ種別で利用することができる。IP電話(H.323など)や動画ストリーミング(RTSP)などのプロトコルのいくつかで標準のデータ伝送方式に指定されている。
通常の設定ではトランスポート層のプロトコルにUDP(User Datagram Protocol)を用いるのが特徴で、TCPと異なりデータの到着順の保証や欠落時の再送制御などを省略する代わりに高速に伝送することができる。RTPのヘッダにはデータの順序番号や送信時刻(タイムスタンプ)が用意されており、受信側ではこれを見てデータを時系列に表示・再生することができる。
(2018.5.4更新)
「RTP」の関連用語
他の用語辞典による「RTP」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「Real-time Transport Protocol」
- 日経 xTECH Tech-On!用語「RTP」
- ネットワークエンジニアとして「RTP」
- VTVジャパン テレビ会議用語集「RTP」
- WhatIs.com (英語)「RTP」
- Techopedia (英語)「Real-Time Transport Protocol」
- PC Magazine (英語)「RTP」
本ページを参照・引用している文書・論文など (外部サイト)
- 総務省 東北総合通信局「沿岸海域における効率的なワイヤレスブロードバンドシステムの技術的条件に関する調査検討会 報告書
」(PDFファイル)にて引用 (2010年3月)