IKE 【Internet Key Exchange】

概要

IKE(Internet Key Exchange)とは、IPsec通信する際に、暗号鍵など通信に必要な情報の交換・共有をうためのプロトコル(通信規約)の一つ。

IPsecネットワーク上で認証暗号化を用いて安全に通信うためのプロトコル通信規約)の一つで、IPInternet Protocol)のレベルで認証暗号化を実施し、IP上でやり取りされるすべての通信を保護することができる。

IPsec通信を開始するには安全な通信のために必要な各種の設定値の集合である「SA」(Security Association)を確立する必要があり、IKEはそのための様々な情報の交換や共有を安全にう手順を定めている。

まず第1段階(フェーズ1)として相手方の認証い、Diffie-Hellman鍵交換という手順で暗号鍵を共有し、安全な伝送路を形成する。第2段階では、この伝送路を通じてIPsec通信に必要な各種の設定の交渉や情報の交換・共有をい、SAを確立する。SAが確立したらIKEの役目は終わり、AHESPによるIPsec通信が開始される。

(2024.9.2更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる