アライアンス 【alliance】

概要

アライアンス(alliance)とは、同盟、連合、提携、縁故などの意味を持つ英単語。などに関しても用いるが、日本語の外来語としては企業間の提携、合弁、協業など(および、そのような関係にある企業グループ)のことを意味することが多い。英語の原義では国家や政党の同盟関係なども表す。
アライアンスのイメージ画像

解説 企業間のアライアンスという場合、資本関係や受発注関係のような力関係に差のあるグループではなく、互いに独立した企業同士の対等な提携関係や共同事業を表すことが多い。主従関係に至らない範囲で株式の持ち合い等の資本提携を行う例はある。

異業種間で互いに必要な機能や役割を提供し合う提携関係を指すことが多いが、同業種や事業に共通点のある企業間で共通の制度を運用したり、同じ技術規格を推進したりする連合体の名称として用いられることもある。

著名な例として、航空業界で共通のマイレージプログラムや共同運行などを推進する各国航空会社の連合体や、消費者向け事業を営む企業間で顧客に発行したポイントを相互に利用できるようにする提携プログラム、IT業界に多く見られる特定の標準技術を支持する企業連合などがある。

(2024.2.6更新)

他の用語辞典による「アライアンス」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「アライアンス」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令4 問26】 自社が保有していない技術やノウハウを、他社から短期間で補完するための手段として、適切なものはどれか。
令1秋 問10】 企業のアライアンス戦略のうち、ジョイントベンチャの説明として、適切なものはどれか。
平30秋 問11】 企業が、他の企業の経営資源を活用する手法として、企業買収や企業提携がある。企業買収と比較したときの企業提携の一般的なデメリットだけを全て挙げたものはどれか。
平29秋 問21】 他社との組織的統合をすることなく、自社にない技術や自社の技術の弱い部分を他社の優れた技術で補完したい。このときに用いる戦略として、適切なものはどれか。
平24春 問17】 企業戦略におけるアライアンスの効果として適切なものはどれか。
平23春 問13】 それぞれの企業が保有する経営資源を補完することを目的とした、企業間での事業の連携、提携や協調行動を表すものはどれか。
平21秋 問5】 複数の企業がアライアンスによって連携して活動する際に、軽減が期待できるリスクとして、最も適切なものはどれか。