OffJT 【Off the Job Training】 Off-JT / オフザジョブトレーニング

概要

OffJT(Off the Job Training)とは、企業などでの社員の教育・訓練法の一つで、現場を離れて座学や実習をなう方式。専門家を招いて講義を受けたり、通常の業務とは異なる内容の実習や職場経験をしたり、研修サービスや大学院など外部の機関の教育プログラムへの参加などが含まれる。

外部研修や講演会、セミナー、eラーニングなどが該当する。初任者以外の従業員の知識のアップデート、スキルアップなどに活用されることが多い。集合研修や講義は大人数を効率的に教育することができ、業務中に伝えるのが難しい基礎的な知識や理論を体系的に伝達するのに適している。

特定の分野の専門家や専門機関など、日常業務で接することのない人たちから専門性の高い教育を受けることができる場合もある。eラーニングなどオンラインでの受講形式は個人ごとに受講場所や時間を柔軟に選択できるメリットもある。ただし、職場や業務に固有の知識やノウハウ、慣習などの習得などには向かない。

これに対し、現場で上司や先輩が指導役となり、実際の業務をなう中で必要な知識や技能を身につけさせていく方式を「OJT」(On-the-Job Training)という。OJTとOffJTにはそれぞれ特性や長所、短所に違いがあり、どちらか一方のみとすることは少なく、両者をバランスよく組み合わせて研修プログラムを構成することが多い。

(2024.4.5更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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