アンゾフの成長マトリクス 【Ansoff matrix】
概要
アンゾフの成長マトリクス(Ansoff matrix)とは、企業の成長戦略を、市場の新規性の有無、製品の新規性の有無の組み合わせで4つに分類し、格子状に図示したもの。市場と製品の特徴から、取るべき戦略を類型化している。1957年にアメリカの経営学者イゴール・アンゾフ(Igor Ansoff)氏が考案した。縦軸を当該企業にとっての市場の新規性(新規/既存)で2分割し、横軸を製品やサービスの新規性(新規/既存)で2分割することにより、平面を4つの象限に分割する。
製 品 | |||
既 存 | 新 規 | ||
市 場 | 既 存 | 市場浸透 | 新製品開発 |
---|---|---|---|
新 規 | 市場拡大 | 多角化 |
これら4つの象限はそれぞれ、現在の市場で既存製品の売上を拡大する「市場浸透」戦略、現在の市場へ新規に開発した製品を投入する「新製品開発」戦略、未経験の市場へ既存製品を売り込む「市場拡大」戦略、未経験の市場へ新規に開発した製品を売り込む「多角化」戦略に対応する。
(2020.10.20更新)