バックキャスティング【backcasting】

概要

バックキャスティングとは、計画作成の手法の一つで、将来のある時点における望ましい未来を定義し、現在からそこへ到達するまでにどのような行動や変化が必要かを順に検討していくもの。
バックキャスティングのイメージ画像

一般に、未来を考える際によく行われるのは「フォアキャスティング」(forecasting:将来予測)で、現在から状態を出発点として、過去からの傾向を延長して将来の状況を予測する。

一方、バックキャスティングでは将来実現されるべき望ましい状態とその期限を設定し、そこを出発点として過去に遡っていく。「この時点でこれを達成するには直前の段階でこうなっていなければならない」という逆算を積み重ねていき、最後に現在の状況に接続する。

1982年に加ウォータールー大学のジョン・ロビンソン(John B. Robinson)氏によって提唱された手法である。企業の長期戦略の策定や、環境問題やエネルギー問題、人口問題など長期的な取り組みを必要とする社会課題に対処するための国家による政策検討などで用いられることが多い。

他の用語辞典による「バックキャスティング」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「バックキャスティング」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令6 問3】 未来のある時点に目標を設定し、そこを起点に現在を振り返り、目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す用語として、最も適切なものはどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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