ドラフト【draft】
ドラフトとは?
原稿(を書く)、下書き(する)、設計図(を描く)、通風(装置)、徴兵(する)、引く(こと)、などの意味を持つ英単語。外来語としては下書きや草案など、完成前の暫定的な状態にある文書などを指すことが多い。

ビジネスや文書作成の場では、企画書や報告書、契約書などを正式に確定させる前の素案をドラフトと呼ぶことがある。全体の構成や要旨をまとめた段階で関係者と内容を確認し、意見を反映させながら完成度を高めていくのが一般的な手順である。電子メールやブログ記事でも、送信または公開前に保存された未完成の原稿をドラフトと呼ぶことがある。
技術仕様の標準化では、規格の策定過程で暫定的な仕様をまとめた「ドラフト版」が公開される。正式版に先立って試案を提示し、開発者や専門家から意見を募りながら内容を改善していく。この検討とフィードバックのサイクルを繰り返すことで、最終的な仕様が確定する。ワークフロー管理やコンテンツ管理システムでも、承認前や公開前の状態をドラフトとして保存し、後から編集できる仕組みがよく用いられる。
スポーツの分野では意味が異なり、プロチームが新人選手を順番に指名して獲得する制度をドラフトと呼ぶ。北米のプロリーグが発祥で、日本のプロ野球にも同様の仕組みが導入されている。チーム間の戦力格差を是正する目的で設けられた制度で、全球団が参加して毎年秋に行われる「ドラフト会議」は広く知られている。