読み方 : ケーエスエフ
KSF 【Key Success Factor】 KFS / Key Factor for Success / 重要成功要因 / キーサクセスファクター / CSF
概要
KSF(Key Success Factor)とは、目標達成のために決定的に重要となる要因のこと。また、目標達成のために最も力を入れて取り組むべき活動や課題のこと。資源配分の優先順位を決めるために必要となる。解説 組織や個人が目標達成に向けて行動するにあたり、限られた資源を最も効率よく活用するために設定するもので、目標の成否を左右する様々な要因や活動の中からKSFとして選択されたものには優先的・集中的に資源が投下される。
一般的には、まず組織や事業の長期的あるいは最終的な目標を表す「KGI」(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)と呼ばれる尺度が設定され、これに決定的な影響を及ぼすと想定される要因や活動、施策などを見定め、これをKSFとして選択する。
KSFに基づく施策の進捗状況を継続的に計測・監視するため「KPI」(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)と呼ばれる定量的な指標が設定されることもある。
(2020.1.15更新)
「KSF」の関連用語
他の用語辞典による「KSF」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「KSF」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平30秋 問18】 バランススコアカードを用いて戦略立案する際、策定した戦略目標ごとに、その実現のために明確化する事項として、適切なものはどれか。
【平26春 問1】 小売業のビジネス戦略の立案において、“優良顧客の維持”がCSF(Critical Success Factor)として設定された。
【平25秋 問14】 ビジネス戦略上の重要成功要因として“販売の機会損失の低減”が設定されたとき、この重要成功要因の達成度を評価するのに最も適切な指標はどれか。
【平22秋 問29】 経営戦略の目標や目的を達成する上で、重要な要因を表すものはどれか。
【平21秋 問12】 A社では企業理念に基づいてビジネス戦略を策定し実行するための手順を考えた。重要成功要因の抽出、ビジネス環境の分析、ビジネス戦略の立案、ビジョンの設定を図のように順序付けて行うとき、図の④で行うものはどれか。