CSR調達 【CSR procurement】

概要

CSR調達(CSR procurement)とは、企業などが調達先の選定や調達条件を設定する際に、社会的責任の観点から基準を設定すること。また、調達先に社会的責任を果たすよう要求すること。

企業が単に合法に活動するのみに留まらず、市民社会の一員として社会に与える影響に対して相応の責任を負うべきであるとする考え方を「CSR」(Corporate Social Responsibility企業の社会的責任)という。

CSR調達は取引先からの調達業務にこの考え方を適用したもので、調達条件の設定などを通じて、調達先の企業に対しても自社のCSR規範に準じる水準の社会的責任を果たすよう求める。具体的な基準は企業によって異なるが、人権の尊重や労働環境の適正化、環境への配慮、反腐敗(贈収賄の禁止など)などの項目で構成されることが多い。

CSR調達の中でも、企業が生産活動などで使用する部材や原材料、製造設備などについて、省資源・省エネルギーで製造された製品や、汚染物質や有害物質を含まない製品など、環境負荷の低いものを優先的に選択することを「グリーン調達」(green procurement)という。

(2022.8.7更新)

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