EIA 【Electronic Industries Alliance】
概要
EIA(Electronic Industries Alliance)とは、かつて存在した電子機器や電子部品などに関するアメリカの業界団体。コンピュータメーカーや電子部品メーカーなど千数百社が参加していた。エレクトロニクス産業に関する市場調査や市場予測、電子機器や電気通信などの関連する技術規格の標準化、政策提言などを行なっていた。策定した規格は様々な分野で多岐に渡るが、コンピュータ関連ではRS-232Cなどがよく知られる。
日本では特にサーバラックの寸法・形状の標準規格である「EIA-310」が有名で、EIAが解散した現在でもこれを指して「EIA規格」と呼んでいる。ラックに収納する機器の幅は19インチ(482.6mm)で、高さは1.75インチ(44.45mm)を一つの単位(1U)としてその整数倍に揃える。
2007年から活動や組織をECA(Electronic Components, Assemblies, Equipment and Supplies Association、現ECIA:Electronic Components Industry Association)、JEDEC(JEDEC Solid State Technology Association)、GEIA(Government Electronics and Information Technology Association、現TechAmerica)、TIA(Telecommunications Industry Association)、CEA(Consumer Electronics Association)の各団体に順次移譲し、2011年に解散した。かつて制定されたEIA規格の管理などはECIAに引き継がれている。
1924年に発足した無線機器メーカーの業界団体であるRMA(Radio Manufacturers Association)が起源で、1957年にEIA(Electronic Industries Association:電子産業協会)となり、1997年にEIA(Electronic Industries Alliance:電子産業連合)と改称された。