MathML 【Mathematical Markup Language】
概要
MathML(Mathematical Markup Language)とは、XMLベースのマークアップ言語の一つで、数式などの数学的な表現を記述するためのもの。Webページなどの文書中で整形された数式を埋め込むことができる。単体で保存する場合の標準のファイル拡張子は「.mml」。HTMLやCSSなどの組み合わせでは正しく表示するのが難しい、分数を含む数式のような数学的な表記を、数学上の構造に従ってマークアップすることができる。文書中でMathMLのタグが出現すると処理系が内容を解釈して数字や記号、図形を適切に配置してくれる。
四則演算や括弧、分数、根号、累乗、添字、関数、総和(Σ)、総乗(Π)、順列・組み合わせ、ベクトル、行列、微分、積分、極限など数学で用いられる一般的な記法の多くに対応しており、これらの組み合わせや入れ子なども記述した通りの構造に表示される。
Webページなどで数式を扱うため、HTMLに数式用のタグを導入する計画があったが破棄され、1999年にW3Cによって独立したXMLベースの言語としてMathMLが標準化された。HTML上でも<math>タグの内部にMathMLによるマークアップを記述すれば対応ブラウザであれば解釈して表示することができる。
2003年に第2版、2010年に第3版の仕様が発行されたが、Webブラウザの対応はあまり進んでおらず、主要な製品ではMozilla FirefoxとApple Safariが標準で対応している。MathMLを表示するためのJavaScriptライブラリが公開されており、これを使えば非対応のブラウザでも埋め込み表示が可能となる。
(2022.7.6更新)