OMG 【Object Management Group】
概要
OMG(Object Management Group)とは、主に業務用ソフトウェアなどに関連する技術仕様の標準化を推進する業界団体。米マサチューセッツ州を本拠とする非営利法人で、日本にも支部(一般社団法人日本OMG)が置かれている。業務システムの開発などに用いられる分散オブジェクト技術を標準化するために設立された団体で、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)やIIOP(Internet Inter-ORB Protocol)などの規格策定や商標管理などを行っていた。
その後、オブジェクト指向やデータモデリング(モデル化)などに関連する技術の標準化に注力し、UML(Unified Modeling Language)、BPMN(Business Process Model and Notation)、SysML(Systems Modeling Language)、MOF(Meta-Object Facility)、XMI(XML Metadata Interchange)などの規格を策定した。このうちのいくつかはISO/IECの合同委員会によって国際標準となっている。
1989年に米ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard)社(当時)、米IBM社、米サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)社(当時)、米アップル(Apple)社、米アメリカン航空(American Airlines)、米データゼネラル(Data General)社らによって設立された。現在は企業、大学、研究機関、他の業界団体など合わせて200を超える組織が加盟している。
(2023.10.6更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 独立行政法人産業技術総合研究所(AIST) 研究成果記事「RTミドルウエア:OpenRTM-aist バージョン1.0をリリース」にて引用 (2010年1月)
- 独立行政法人産業技術総合研究所(AIST) 研究成果記事「ロボット用ミドルウエア技術の国際標準化活動を本格化」にて引用 (2005年2月)