読み方 : ビーピーエム
BPM【Business Process Management】ビジネスプロセスマネジメント
概要
BPMとは、企業などで業務の流れを把握・分析し、継続的に改善・最適化していくこと。また、専用の情報システムを用いてそのような改善活動を実施すること。

BPMではまず、対象となる業務の手順や流れを設計・定義し、専用の記述言語やモデリングソフトなどを用いて形式化・可視化する。続いて、設計したプロセスに従って実際に業務を運用し、実際に実施されたプロセスの統計情報を記録して効率などを把握する。
最後に、得られた情報を元に現状のプロセスの問題点や改善可能な点などを分析し、設計手順に戻り新たに定義するプロセスに反映させる。ソフトウェアによる統計分析やシミュレーションなどの機能が活用される。
BPMは「BPMツール」あるいは「BPMS」(BPM Software/BPM Suite)などと呼ばれる専用の支援ソフトウェアを用いて行われることが多い。業務手順をコンピュータ上のデータとして可視化するためのモデリング機能や、最適なプロセスを探るためのシミュレーション機能、既存の業務システムやソフトウェア間を接続してプロセスを自動化したり監視する機能などが提供される。
BPR(Business Process Reengineering)などの業務改革手法は以前からあったが、BPMではプロセスの把握・実施・再設計の循環(PDCAサイクル)を継続的に繰り返し、常に改善・最適化を進めていく点が特徴的である。
(2019.4.19更新)
「BPM」の関連用語
他の用語辞典による「BPM」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「ビジネスプロセスマネジメント」
- 日経 xTECH Active キーワード「BPM」
- Web担当者Forum 用語集「BPM」
- ITmedia エンタープライズ 情報システム用語事典「BPM」
- 日鉄日立システムエンジニアリング SAP用語集「BPM」
- NTT西日本 ICT用語集「BPM」
- エリートネットワーク ビジネス用語集「BPM」
- ITトレンド IT用語集「BPM」
- ボクシルマガジン「BPM」
- ITパスポート用語辞典「BPM」
資格試験などの「BPM」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平29秋 問6】 社内でPDCAサイクルを継続的に適用するという方法によって、製造部門における歩留りの向上を実現した。この事例が示すような業務改善の考え方を示す用語はどれか。
【平29春 問29】 BPM(Business Process Management)の説明として、適切なものはどれか。
【平28春 問13】 BPM(Business Process Management)の考えに基づいた業務改善に関する説明として、最も適切なものはどれか。
【平26春 問22】 BPM(Business Process Management)の特徴として、最も適切なものはどれか。
▼ 基本情報技術者試験
【令5修1 問61】 企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
【令1修6 問62】 企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
【平30修6 問63】 BPMの説明はどれか。
【平29修12 問62】 企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
【平28修12 問63】 BPMの説明はどれか。
【平28秋 問63】 企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
【平27修7 問63】 BPMの説明はどれか。
【平27春 問62】 企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
【平26修1 問63】 BPMの目的はどれか。
【平25修12 問64】 BPMの説明はどれか。
【平24秋 問62】 BPMの説明はどれか。
【平24修7 問65】 BPMの目的はどれか。
【平23春 問62】 BPMの目的はどれか。