マインドマップ 【Mind Map】
概要
マインドマップ(Mind Map)とは、思考を図に表して整理する手法の一つ。中心となる概念から連想される概念を放射状に配置して繋いでいく。木の枝が分岐しながら伸びていくように周辺的な概念が図示される。情報を階層的に整理し、視覚的に図示する手法である。中心になるキーワードを決めて紙面の中心に書き入れ、関連するキーワードを放射状に周囲に向かう曲線の傍らに書き入れる。各キーワードから更に枝分かれする曲線を書き入れ、関連するキーワードを配置していく。
ブザン氏が提唱した描画法では、無地の紙を横置きにして、中心から描き始める。枝は曲線で描き、一つの枝には一つのキーワードを対応付ける。木のように中心に近い枝ほど太く、周辺ほど細くしていく。画像や記号、色分けなど絵画的な要素をふんだんに用いるべきとされる。
もとは紙に手書きする図法だが、現代ではコンピュータ上のソフトウェアとしてマインドマップを作図できるものも開発されている。イギリスのアンソニー・ブザン(Anthony P. Buzan)氏が考案した手法で、「マインドマップ」は同氏が設立した英ブザン社の登録商標である。同社は各国に支社を設けてインストラクターの公認制度やセミナー事業などを展開している。
(2024.7.25更新)