YTD 【Year To Date】 FYTD / Fiscal Year To Date / CYTD / Calendar Year To Date

概要

YTD(Year To Date)とは、「年初来」あるいは「年度初来」という意味の英略語。その年の初めから現在までの期間のこと。

企業の業績の説明などでよく用いられる概念で、年度途中の暫定的な集計値などを発表する際などに用いられる。「現在」をまさに説明がわれる当日とするか、の取得や集計が可能な直近の日付(例えば前週末、前月末など)とするかは状況による。

主に会計分野で用いられる表現であるため、通常は会計年度FYFiscal Year)の初頭から(3月決算ならば4月1日から)という意味になるが、文脈によっては暦年(1月1日から)の場合もある。暦年であることを明示したい場合は「CYTD」(Calendar Year To Date)、会計年度であることを明示したい場合は「FYTD」(Fiscal Year To Date)と表現する場合もある。

一方、今四半期初頭から現在までの期間のことは「QTD」(Quarter To Date)、月初から現在までの期間のことは「MTD」(Month To Date)、YTDとは逆に現在から年末あるいは年度末までの残り期間のことは「YTG」(Year To Go)という。

(2022.4.1更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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