ハンズオン 【hands-on】
概要
ハンズオン(hands-on)とは、実地で体験する、実務に携わる、現場で実践する、自分も参加する、などの意味を持つ英熟語。実際にその場で活動する様子を表す表現で、見るだけ、聞くだけ、指示を出すだけ、人任せ、などの状態と対比される。日本語の「手を動かす」に近い。学習におけるハンズオン
教育や学習、訓練などの文脈では、座学や読書、聴講などと対比して、実地に赴いたり現物に触れるといった体験型の活動や、実践や試行錯誤を通じて知識や技能を習得する実習型の活動のことをハンズオンということがある。
「ハンズオンで学ぶ」「ハンズオンしてみる」のように表現する。分野や文脈によっては、専門家や実務家から直接手ほどきを受ける活動などを指したり、博物館などで展示物に(見るだけでなく)触れたり操作できることを指す場合(ハンズオン展示)もある。
経営におけるハンズオン
経営コンサルティングなどの分野では、専門家が関与先の経営や業務に深く関与し、現場で指導や助言、提案、改善活動の推進などを行うことをハンズオンと呼ぶことがある。主にベンチャー企業や中小企業など小規模な組織に対する経営支援として行われる。
公的な事業支援制度などの場合、事業資金の貸与など資金面における支援と対比して、専門家を派遣して実地でコンサルティングなどを行うことを「ハンズオン支援」などと呼ぶことある。また、投資やM&Aの文脈では、経営の実地支援という意味の他に、投資先や買収先に経営者や取締役を送り込んで深く経営に関与する手法を指すこともある。
(2025.8.18更新)