アウトソーシング 【outsourcing】
概要
アウトソーシング(outsourcing)とは、企業などが業務の一部を別の企業などに委託すること。外部委託、外注、外製、業務委託、社外調達などもほぼ同義。自社で人員を確保するのが困難な高度に専門的な業務や、専業の事業者の方が低コストで処理できるような業務で行われることが多い。委託側は専門的な業務や周辺的な業務などをアウトソーシングすることで、自らの本業や強みを持つ業務や事業、部門に資源を集中できる。また、業務量の変動が大きい場合、仕事があるときだけ必要に応じて外部に発注することで、ピーク時に合わせて設備や人員を固定的に保有する必要がなくなる。
受託側は様々な企業から同種の業務のアウトソーシングを請け負うことで規模を拡大して固定費を節減でき、各企業が内部で行うよりも低コストで業務を遂行することができる。一企業では大きな繁閑差がある場合も、多数の企業から同じ業務を請け負うことで平準化することができる。
特に、コストの低さなどを見込んで海外の事業者へ業務を委託することを「オフショアアウトソーシング」(offshore outsourcing)あるいは「オフショアリング」(offshoring)、近隣国や国内の別の地方の事業者へ委託することを「ニアショアアウトソーシング」(nearshore outsourcing)あるいは「ニアショアリング」(nearshoring)という。一方、アウトソーシングと対比する文脈で、社内で行う業務や社内で抱える人員や部門などを指す場合は「インハウス」(inhouse)という。
(2024.9.11更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
- ウィキペディア 「アウトソーシング」
- 大塚商会 IT用語辞典 「アウトソーシング」
- 日経 xTECH ITレポート(キーワード3分間講座) 「アウトソーシング」
- 日経 xTECH IT基本用語辞典 「アウトソーシング」
- 三省堂 10分でわかるカタカナ語 「アウトソース」
- ITmedia エンタープライズ 情報システム用語事典 「アウトソーシング」
- マイナビ スグ使えるビジネス用語集 「アウトソーシング」
- Insider's Computer Dictionary 「アウトソーシング」
- NTT西日本 ICT用語集 「アウトソーシング」
- NTT東日本 BizDrive 用語解説 「アウトソーシング」